アストラル体(情緒体)

多くの人にとって重要なのが情緒体とも言われるアストラル体です。つまり感情の体です。ほとんどの人の意識の座がアストラル体にあります。つまり私たち人間はほとんどの人たちが感情的に生きているということです。アストラル偏極と専門的に言われます。

 

仏教ではアストラル体のことを「幽体」と呼びます。幽界というのは、アストラル界のことです。幽体離脱というのは肉体を抜け出して、アストラル体で活動することです。アストラル体は卵型をしています。

 

多くの人がスピリチュアルと呼んでいることはほとんどがアストラル界のものです。直感やヒーリング、そして魔術などがこれに当たります。アトランティスの時代には、人間はこれらの能力を持っていました。しかし魔術を悪用した結果として、それらの力を奪われてしまいました。

 

神道などの神事や祝詞もこのアストラル界のものです。アトランティスの時代の人類はそれほど進化しておらず、マインドは発達していませんでした。そのため当時はアストラルレベルが人間にとっての最高位でした。現在では人類はマインドを発達させています。これから始まる復興は、当時よりも高位の霊的なものになるでしょう。

 

アストラル界に対応する魂のレベルは、ブッディ界です。ブッディとは東洋ではブッダのレベル、西洋ではキリストのレベルです。私たちが直感と呼ぶものに対応するのは直観です。私たちが愛と呼んでいるものは、実際には愛情であり、愛ではありません。アストラル界とブッディ界の違いは、魂を経由しているかどうかにあります。

 

直感というのはアストラル的なものであり、直観がブッディ的なものです。チャネリングというのは、アストラル界との交信です。アストラル界にも7つの亜界があります。簡単に言うと、高いレベルもあれば低いレベルもあります。問題はどのレベルの存在と交信しているかわかならいことでしょうか。霊界からの情報だと思って信じていても、実は自分よりも低いレベルの存在からの情報だということもよくあります。

 

高位の進化した人たちは、メンタル・オーバーシャドウという方法を使います。チャネリングとの違いは、魂を経由していることです。歴史的なオーバーシャドウの例としては、キリストが弟子のイエスをオーバーシャドウしました。そしてイエスは高弟であるムハンマドをオーバーシャドウしました。多くの人たちは信じることができないかもしれませんが、イスラム教というのはキリスト教と同じ源の教えです。

 

感情は水に例えられます。何かに対して怒るということは、感情の嵐を引き起こすようなものです。「腹が立つ」とか、「はらわたが煮えくり返る」という言葉が、まさにこの状態を表しています。多くの人の意識はみぞおちのチャクラにあります。怒っている時というのは、このみぞおちのチャクラに強烈な、抑えることができないエネルギーを受けている状態です。

 

最近メンタルヘルスという言葉をよく聞くようになりました。心理的な健康という意味ですが、多くの人はメンタルという言葉を誤解しています。メンタルというのは、マインドを表す言葉です。病気の原因の多くは感情的なストレスによるものです。仕事や人間関係などで、多くの人たちはストレスを抱えています。お金のために好きでもない仕事をしている人も多くいます。

 

多くの人の意識の座はアストラル体にあります。感情的に生きています。心理的、精神的な健康という意味ならば、エモーショナルヘルスという言葉のほうがより正確でしょう。実際に多くの病期の原因は、アストラル体にあるからです。人間が感情の世界に生きているということを理解している人は、あまり多くありません。感情と思考の区別すらついていない人が多くいます。