霊と魂について

やはり霊とか魂というのは、イマイチ理解できないのではないでしょうか。それが自然なことだと思います。

 

霊というのは、真我とかモナドとか生命とも呼ばれます。霊と魂は違います。霊は魂よりも、より高位のものです。

 

現実的に魂との接触もほとんどできない状態の私たちが霊について理解することはほとんど不可能だと言えます。ですから霊魂と一緒くたにされてしまうのでしょう。今はそういうものがあるということだけを知っていただきたいと思います。

 

次に魂について考えてみましょう。生まれ変わるのは魂です。私たちの魂が様々な洋服に着替えるように、いろいろな人間として生まれ変わります。魂とは高位我のことです。魂の観点から見ると人間は低位我ということになります。

 

低位我である人間には、3つの様相があります。低位マインド、感情、肉体の3つです。低位マインドとは、論理的マインドのことです。

 

高位我である魂の様相は、霊的な意志、愛と直観、そして高位マインドです。

 

霊的な意志はアートマと言われています。人間の論理的マインドにあたるものです。

 

愛と直観というのは、ブッディと言われます。ブッディとは、東洋ではブッダのレベル、西洋ではキリストのレベルです。私たち人間が愛と呼ぶ愛情のより高位の表現です。

 

そして高位マインドです。これは抽象的マインド、つまり哲学者のマインドです。これは魂の領域です。

 

魂にも体があります。コーザル体と呼ばれています。

 

人間には低位マインドがあり、魂には高位マインドがあります。このことから推察できるように、魂はマインドの世界、つまりメンタル界にあります。メンタル界には、低位マインド・魂・高位マインドがあるということです。

 

低位我と高位我の違いはなんでしょうか。低位我である人間の意識は自我意識です。人間は自分だけのことを考えています。そこから少しずつ意識が拡大をして、より全体のことを気にするようになります。それが成長です。一方、高位我である魂の意識はグループ意識を持っています。

 

ほとんどの人たちには、あまり理解できない内容だと思います。今はただ、人間と同じように、魂にも3つの様相があるということだけを理解することが大切です。